
カフェインレス紅茶とは?体調が気になるときの選び方や飲み方を解説
187 カフェインレス紅茶とは?カフェインが気になるときの選び方や飲み方を解説
午後や夜も紅茶の香りを楽しみたいけれど、カフェインが眠りや体調に影響しないか気になる、という方もいるのではないでしょうか。
カフェインレス、デカフェ、ノンカフェインといった言葉の違いや、商品ごとのカフェイン量をどう見比べればよいのか、わかりづらいと感じる場面もあるものです。
紅茶の楽しみを残しながらカフェインの摂取量を抑えるためには、表示の見方や選び方を知っておくことが役立ちます。
この記事では、カフェインレス紅茶の基本から選び方、タイプごとの特徴、飲むタイミング、注意点までを順に整理していきます。
カフェインレス紅茶とは?

カフェインレス紅茶とはどのようなものなのか気になる方も少なくないのではないでしょうか。
なんとなくカフェインが入っていない紅茶なのかと思うかもしれませんが、それならノンカフェインと何が違うのか気になるところです。
では、どのような違いがあるのか解説します。
一般的にカフェインを減らした紅茶を指す

カフェインレス紅茶とは、一般的に通常の紅茶に比べてカフェインの含有量を減らした紅茶を指します。
紅茶の茶葉には本来カフェインが含まれていますが、加工の過程でその一部、または大部分を取り除いたものがカフェインレス紅茶として販売されています。
カフェインがまったく含まれていないという意味ではなく、あくまで量を減らした状態を指す点に注意しましょう。
商品によってカフェインの残存量は異なり、どの程度のカフェインが含まれているかはパッケージの表示を確認することで把握できます。
言葉のイメージだけで判断せず、まずはこの前提を押さえておきましょう。
カフェインレス・デカフェ・ノンカフェインの違いを確認する
紅茶売り場では、カフェインレスのほかにデカフェやノンカフェインといった言葉も目にすることがあります。
デカフェは、もともとカフェインを含む茶葉から特定の製法でカフェインを取り除いた製品を指す言葉として使われています。
一方で、ノンカフェインは麦茶やルイボスティーのように、原料自体にカフェインを含まない飲み物を指す場合に使われることがある言葉です。
つまり、カフェインレスやデカフェは茶葉からカフェインを減らしたものである一方、ノンカフェインはそもそも茶葉由来ではない、あるいはカフェインを含まない原料を使ったものといえます。
言葉の使われ方は商品やメーカーによって幅があるので、正確なカフェイン量を知りたい場合は、表示内容を個別に確認することが大切です。
※カフェインの過剰摂取について:農林水産省
カフェインが体調に与える影響

そもそもカフェインが体調に与える影響がどのようなものなのか詳しく知っていますか?
カフェインを摂り過ぎると睡眠に影響するだけでなく、動悸や胃の不快感などにつながることもあります。
カフェインが体調に与える影響を詳しく見ていきましょう。
摂り過ぎると睡眠に影響することがある
カフェインには覚醒作用があり、摂取する量や時間帯によって睡眠に影響をおよぼすことがあります。
夕方以降にカフェインを含む飲み物を摂ると寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりする可能性があるでしょう。
紅茶くらいなら大丈夫と考えがちですが、含まれるカフェイン量は商品によって幅があるので、気付かないうちに夜の摂取量が増えているケースも少なくありません。
睡眠への影響の感じ方には個人差があり、少量でも敏感に反応する方もいれば、あまり影響を感じない方もいます。
寝つきの悪さや眠りの浅さが続く場合、日中に摂取している飲み物の種類や時間帯の振り返りが一つの手がかりになります。
気分の問題として片づけず、体調の変化としてとらえてみてください。
※食品中のカフェイン
人によっては動悸や胃の不快感などにつながることがある
カフェインの影響は睡眠だけにとどまらず、体の反応として現れる可能性があります。
人によってはカフェインを摂取した後に動悸を感じたり、胸の違和感を覚えたりすることがあるでしょう。
空腹時にカフェインを摂取すると、胃の不快感や胸やけを感じやすくなる方もいます。
こうした反応の出方には個人差があり、同じ量を摂取してもまったく気にならない方もいれば、敏感に反応する方もいるのがポイントです。
一時的な不快感であれば様子を見ることもできますが、寝つきの悪さなどが続く場合は自己判断せず医師に相談しましょう。
普段の自分の体調と照らし合わせながら、摂取量やタイミングを見直してみてください。
※食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~
カフェインの摂取量が気になるときにカフェインレス紅茶を選ぶメリット

体調が気になるときにカフェインレス紅茶を選ぶメリットは、以下のとおりです。
カフェインの摂取量を抑えながら紅茶を楽しめる
午後や夜にも取り入れやすい
体調が気になるときにカフェインレス紅茶を選ぶメリットを解説します。
カフェインの摂取量を抑えながら紅茶を楽しめる
カフェインレス紅茶を選ぶメリットは、紅茶ならではの香りや味わいを保ちながらカフェインの摂取量が抑えられる点です。
カフェインが気になるから紅茶を控えるという選択をしなくても、加工によってカフェインを減らした茶葉を選ぶことで紅茶を楽しむ時間が確保できます。
日中に何杯も紅茶を飲む習慣がある方にとっては、すべてを通常の紅茶からカフェインレスに置き換えるのではなく、一部を切り替えるだけでも一日の摂取量を調整しやすくなるでしょう。
ただし、カフェインの影響をゼロにできるわけではないので、体質や体調によっては少量でも反応する場合がある点に注意する必要があります。
自分の体調と相談しながら、無理のない範囲で取り入れる位置づけとしてとらえてみてください。
午後や夜にも取り入れやすい
通常の紅茶は時間帯によってカフェインの影響が気になってしまい、飲むのを控える方も少なくありません。
しかし、カフェインレス紅茶であれば、そうした時間帯の制約を感じにくくなるので午後や夜のリラックスタイムにも取り入れやすくなります。
温かい飲み物を飲む習慣そのものが、一日の終わりの切り替えとして役立つと感じる方もいるでしょう。
とはいえ、カフェインレス紅茶を飲むことで眠りの質が上がるといった医学的な保証があるわけではなく、あくまで一つの選択肢として位置づけることが大切です。
夜の過ごし方全体を見直すなかで、飲み物の一つとして無理なく組み込んでいくことが長く続けやすい取り入れ方につながります。
カフェインレス紅茶の選び方

カフェインレス紅茶を選ぶ場合、カフェインの含有量や低減率などさまざまな角度からチェックする必要性があるでしょう。
製法によって風味の残り方が異なるため、記載がある場合は除去方法も確認しておくと参考になります。
また、茶葉の種類や香り、味の好みなどの奥深さも重要になるため、どのような選び方をすればよいのかチェックしましょう。
カフェインの含有量や低減率を確認する
価格や知名度だけで選んでしまうと、実際のカフェイン量を把握できないまま購入してしまう可能性があります。
カフェインレス紅茶を選ぶときは、パッケージに記載されているカフェインの含有量や通常の紅茶と比べた低減率を確認することが比較の基準になるでしょう。
商品によってはカフェイン90%カットのように低減率が明記されている場合もあれば、含有量そのものが数値で示されている場合もあります。
表示の仕方はメーカーによって違うため、同じカフェインレスという表記でも実際の含有量には差があるので注意が必要です。
自分がどの程度カフェインを抑えたいのかを基準に、表示内容を見比べながら選んでみてください。
記載がある場合はカフェインの除去方法を確認する
商品によってはカフェインをどのような方法で取り除いたかがパッケージやメーカーのWebサイトに記載されている場合があります。
代表的な方法として、水を用いてカフェインを取り除く製法や二酸化炭素を利用する製法などがあり、それぞれ風味の残り方に違いが出る可能性があるでしょう。
除去方法についての記載がない商品もあるので確認できるとは限りませんが、記載がある場合は選ぶ際の参考材料の一つになります。
製法にこだわりたい方は、原料や製造過程についての情報を公開しているメーカーの商品を選ぶのもおすすめです。
情報の有無や詳しさも、メーカーごとの特徴として比較材料に加えてみてください。
茶葉の種類や香り・味の好みで選ぶ

カフェインレス紅茶といっても、使用されている茶葉の種類によって香りや味わいに違いがあります。
アッサムやダージリンなど、もとになる紅茶の産地によって渋みやコクの強さ、香りの特徴が違うのが大きなポイントです。
フレーバーティーとしてフルーツやハーブの香りが加えられている商品もあるので、好みに応じて選べる幅が広くなっています。
成分表示だけを基準にすると味わいが自分の好みと合わず、続けにくく感じる可能性もあります。
数値による比較と合わせて、実際に少量から試してみて自分の好みに合う香りや味を見つけていきましょう。
カフェインレス紅茶のタイプ別の選び方

カフェインレス紅茶にはティーバッグタイプとリーフタイプの2種類があります。
手軽さを取るか、香りや味を楽しむかで選び方が変わるのではないでしょうか。
では、それぞれの選び方を解説しましょう。
手軽に飲みたいならティーバッグを選ぶ
忙しい日常のなかで手軽にカフェインレス紅茶を取り入れたい方は、ティーバッグタイプが向いています。
カップにお湯を注いでティーバッグを浸すだけで淹れられるので道具を揃える必要がなく、後片付けも簡単に済ませられます。
オフィスや外出先に持ち運びやすい点もうれしいポイントです。
一杯あたりの茶葉量があらかじめ計量されているので毎回同じ濃さで淹れやすく、味のばらつきが少ない点も扱いやすさにつながっています。
香りの豊かさや奥行きよりも、日々の習慣として続けやすいかどうかを重視したい方に適したタイプといえるでしょう。
香りや味を楽しみたいならリーフタイプを選ぶ
紅茶本来の香りや味わいをじっくり楽しみたい方は、茶葉から淹れるリーフタイプが向いています。
茶葉の形状や品種によって香りの立ち方や味の奥行きに違いが出やすく、淹れる過程そのものを楽しむ時間にもなります。
蒸らし時間や湯温を調整することで自分好みの濃さや風味に仕上げられる点も、リーフタイプならではの魅力です。
一方で、茶こしやポットといった道具が必要なので、後片付けに多少の手間がかかります。
忙しい日はティーバッグを使い、時間に余裕がある休日はリーフタイプでゆっくり淹れるなど、場面に応じて使い分けてみるのも一つの方法です。
カフェインレス紅茶を飲むおすすめのタイミング

カフェインレス紅茶をより楽しみたいなら、おすすめのタイミングを知っておきましょう。
午後や夕方の休憩時間、就寝前のリラックスタイムに取り入れるのがおすすめです。
では、なぜそのタイミングがおすすめなのか見ていきましょう。
午後や夕方の休憩時間に取り入れる

前提として何時までに何杯までといった数字を細かく決める必要はないので、自分の生活リズムに合わせて無理なく取り入れることが大切です。
午後や夕方は通常の紅茶やコーヒーを控えたいと感じる方も少なくない時間帯であり、カフェインレス紅茶を取り入れやすいタイミングの一つといえます。
仕事や家事の合間の休憩時間に温かい飲み物を挟むことで、気分を切り替えるきっかけにもなるでしょう。
カフェインの摂取量を抑えたいからといって、無理にすべての飲み物を置き換える必要はありません。
日中の一杯をカフェインレスに変えてみるなど、負担のない範囲から始めてみてください。
就寝前のリラックスタイムに取り入れる
夜遅くであっても、カフェインレス紅茶であれば通常の紅茶ほどカフェインを気にせず取り入れやすくなります。
就寝前の時間帯に温かい飲み物を飲む習慣は、一日の終わりを意識する区切りとして役立つと感じる方もいるでしょう。
ただし、カフェインレスであっても微量のカフェインが残っている場合があるため、遅い時間ほどよいというわけではなく、自分の体調に合わせて時間帯を調整するのが大切です。
就寝直前に多量の水分を摂取すると夜間に目が覚めやすくなる可能性もあるので、就寝直前にたくさんの水分を摂るのは控えめにするなど、無理のない範囲で工夫してみてください。
数字にとらわれすぎず、自分の体調に合わせて調整していくことが大切です。
カフェインレス紅茶を飲むときの注意点

カフェインレス紅茶を楽しむときは、カフェインの含有量や飲み過ぎに注意しましょう。
カフェインレスといってもカフェインがゼロというわけではありませんし、砂糖とミルクの入れ過ぎにも気を付けたいところです。
カフェインレス紅茶を飲むときの注意点を詳しく見ていきましょう。
カフェインが完全にゼロとは限らない
カフェインレス紅茶を選べば、カフェインを摂取する心配がゼロになると考えている方もいるかもしれません。
しかし、カフェインレスという表示はカフェインをゼロにしたことを意味するわけではなく、通常の紅茶よりも量を減らしたものです。
商品によってカフェインの含有量には幅があり、低減率が高いものでも微量のカフェインが含まれているケースは少なくありません。
カフェインに敏感な体質の方や、少量でも影響を感じやすい方は、含有量の表示を確認したうえで自分の体調と照らし合わせて判断することが大切です。
思わぬ状況で摂取量が積み重なっていないか、定期的に振り返ってみてください。
飲み過ぎや砂糖・ミルクの入れ過ぎに注意する
カフェインの心配が少ないからといって、量を気にせず飲み続けてよいわけではありません。
就寝前に水分を摂り過ぎると、夜間に目が覚めやすくなる原因にもなりえます。
また、紅茶に加える砂糖やミルクの量が増えると、カロリーの摂取も増えるので体調管理の面で別の負担につながる可能性があります。
香りや味を楽しむために工夫を加えること自体は問題ありませんが、習慣的に量が増えていないか定期的に見直す視点を持つことが大切です。
カフェインの摂取量だけに意識を向けず、飲み物全体としてのバランスを考えることが無理なく続けるための工夫になります。
体調がすぐれないときは無理に飲まず休息を優先する

カフェインレス紅茶について自分なりの理解が深まってくると、これなら体調が悪いときでも飲めると考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、カフェインレス紅茶はあくまで通常の紅茶に比べてカフェインを抑えた飲み物であり、体調不良そのものを改善する働きがあるわけではありません。
発熱や胃腸の不調、強い疲労感などがあるときは、飲み物の種類を工夫することよりも、まず体を休ませることを優先する必要があります。
カフェインレスだからと無理に水分や飲み物を摂ろうとすると、かえって胃腸に負担をかけてしまう場合もあるでしょう。
体調がすぐれないと感じたときは紅茶を飲むかどうかにこだわらず、横になって休む、睡眠時間を確保するといった基本的な対処を優先してください。
カフェインレス紅茶は、あくまで日常のくつろぎの時間に楽しめる飲み物の一つとして位置づけ、体調管理そのものを飲み物だけに頼りすぎない姿勢が大切です。
自分の体調に応じて、飲むかどうかも含めて柔軟に判断してください。
カフェインレス紅茶を取り入れて心地よい時間を過ごそう

カフェインレス紅茶は表示や特徴を確認しながら選ぶことで、午後や夜にも取り入れやすくなります。
まずは一杯から無理のない範囲で試してみてください。
あわせて就寝前の過ごし方や毎日の食事も見直してみてはいかがでしょうか。
飲み物選びをきっかけに、毎日の過ごし方を少しずつ見直してみてはいかがでしょうか。
