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血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

健康診断で「血糖値が高い」と言われると不安になり、「このまま放置しても大丈夫なのかな」と悩む方も少なくないでしょう。

血糖値が高い状態が続くと、喉の渇きや疲れやすさを感じる場合があります。また、糖尿病や合併症との関係にも注意が必要です。

本記事では、血糖値の基準や高くなる原因、放置するリスクを解説します。あわせて、生活習慣を見直すポイントもわかりやすくお伝えします。

自分の状態を知り、早めにできる対策を考えるきっかけにしましょう。

血糖値とは

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値とは、血液のなかに含まれるブドウ糖の濃度を表す数値です。食事でとった糖質は、体内でブドウ糖に分解されます。

ブドウ糖は、体を動かすエネルギーとして使われる成分です。食後は血糖値が一時的に上がりますが、通常はインスリンというホルモンの働きで一定の範囲に保たれます。(※1)

健康診断で血糖値が高いと指摘されると、不安になる方も多いでしょう。

しかし、自分を責める必要はありません。まずは食事・運動・睡眠などの生活習慣の見直しが大切です。

気になる数値がある場合は、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。

血糖値の判定基準

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血糖値は測定するタイミングによって、判定の基準となる数値が異なります。健診結果を正しく読み取るためには、「空腹時血糖値」と「食後血糖値」それぞれの目安を知っておくことが大切です。

ここでは、それぞれの判定基準について解説します。

空腹時血糖値

空腹時血糖値とは、食事をしていない状態で測る血糖値です。健診では、血糖の状態を確認する数値として使われます。

厚生労働省の情報では、空腹時血糖値100mg/dL以上が目安です。またはHbA1c5.6%以上の場合、糖尿病予備群とされています。(※2)

空腹時血糖値が126mg/dL以上の場合は、注意が必要です。また、HbA1cが6.5%以上の場合も糖尿病の可能性が高い数値とされています。

ただし、1回の健診結果だけで決めつける必要はありません。健診結果をそのままにせず確認する姿勢が、生活を見直す第一歩になります。

食後血糖値

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食後血糖値とは、食事をした後に測る血糖値です。食後は誰でも、一時的に血糖値が上がります。

通常はインスリンの働きによって、少しずつ下がる仕組みです。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、食後高血糖の目安が示されています。(※3)

食後2時間の血糖値が140mg/dL以上の場合が、判断の目安です。空腹時血糖値が高くなくても、食後だけ血糖値が上がる場合があります。

外食やコンビニ食が多い方は、食事内容や時間が乱れやすい傾向があります。まずは食後の血糖値を確認する意識を持ちましょう。

血糖値が高くなる原因

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値が高くなる背景には、日々の食事や生活習慣が関係している場合があります。なかには、加齢や体質など、自分の努力だけではコントロールしにくい要因が関わっているケースもあります。

ここでは、血糖値が高くなりやすい代表的な原因について解説します。

糖質の摂りすぎ

糖質を摂りすぎると、食後の血糖値が上がりやすくなります。

厚生労働省の情報では、糖質は血糖値を上げる主な原因であり、清涼飲料水や菓子類に含まれる糖質は速やかに吸収され、血糖値を急激に上昇させるため控えめにすることが推奨されています。(※4)

ただし、糖質を含む炭水化物は、体に必要な栄養素の一つです。大切なのは、極端に避けるのではなく、摂りすぎに注意しながら食事全体のバランスを整えることです。

ご飯やパン、麺類、甘い飲み物、菓子類などが多くなりやすい方は、量や頻度を見直してみましょう。

まずは甘い飲み物を水やお茶に変えるなど、無理なく続けやすい工夫から始めるのがおすすめです。

日常のなかで、身体を動かす場面を少し増やす意識が大切です。

運動不足

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運動不足が続くと、血糖値が高くなりやすくなります。厚生労働省の情報では、肥満や運動不足がある場合、インスリンの働きが悪くなると解説されています。(※5)

インスリンの働きが悪くなると、血糖値が高くなりやすいでしょう。インスリンとは、血液中の糖を体の細胞へ取り込むホルモンです。

デスクワーク中心の方は、歩く時間が少なくなりやすいです。そのため、糖をエネルギーとして使う機会も減りやすくなります。

まずはエレベーターではなく階段を使うなど、日常のなかで体を動かす場面を少し増やしてみましょう。

ストレスの蓄積

ストレスがたまる状態も、血糖値と関係する場合があります。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、2型糖尿病について解説されています。

2型糖尿病は、食べすぎや運動不足、ストレスなどが主な要因です。(※6)

仕事で緊張する日が続くと、つい食べすぎる日もあるでしょう。

夜遅くまでスマートフォンを見て、睡眠時間が短くなる方もいます。その結果、食事や睡眠のリズムが乱れやすくなるでしょう。

まずはストレスをため込まない工夫を意識しましょう。深呼吸や入浴、短い散歩などを日常に取り入れてみてください。

睡眠不足

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睡眠不足も、血糖値が高くなる要因の一つです。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、睡眠不足と血糖の関係が解説されています。(※7)

睡眠不足が続くと、インスリンの作用が現れにくくなる場合があります。そのため、同じ食事でも血糖が高くなる場合があるでしょう。

寝る時間が遅いと、夜食や間食が増えやすくなります。いきなり生活を大きく変える必要はありません。

まずは寝る前にスマートフォンを見る時間を短くしてみましょう。夜の過ごし方を少し整えるだけでも、休息を意識しやすくなります。

肥満や内臓脂肪の増加

肥満や内臓脂肪の増加は、血糖値が高くなる原因として注意したい要素です。厚生労働省の情報では、内臓脂肪型肥満は生活習慣病を発症するリスクが高いとされています。(※8)

特に40代になると、若い頃と同じ食事量でも体重が増えやすいと感じる方もいます。これは、活動量の低下や食生活の乱れが重なりやすいためです。

まずは体重や腹囲の変化に気付くことから始めましょう。食事と運動を少しずつ見直すきっかけになります。

加齢や体質

血糖値が高くなる原因は、生活習慣だけではありません。厚生労働省の情報では、加齢や体質により、すい臓からのインスリン分泌力が弱くなると、太っていなくても血糖値が高くなることがあると解説されています。(※9)

そのため、血糖値が高いと指摘されても「自分のせい」と決めつけすぎないことが大切です。ただし、放置してよいという意味ではありません。

健診結果をきっかけに生活を振り返ることが、すこやかな毎日を支える工夫につながります。気になる場合は、専門機関へ相談しましょう。

血糖値が高いとどうなる?

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値が高い状態が続くと、体にはさまざまなサインが現れることがあります。しかし、日々の忙しさのなかで、こうした変化を見過ごしてしまう方も少なくありません。

ここでは、血糖値が高いときに現れやすい代表的な症状について解説します。

喉が渇きやすくなる

血糖値がかなり高い状態になると、喉の渇きを感じることがあります。国立国際医療研究センターの情報では、高血糖の症状として「喉が渇く、水をよく飲む」ことが挙げられています。(※10)

ただし、喉の渇きだけで血糖値の状態を判断できません。暑さや汗、塩分の多い食事でも喉は渇きます。気になる状態が続く場合は、健診結果や体調の変化の確認が大切です。

不安があるときは、無理に様子を見続けず、専門機関へ相談しましょう。

尿の回数が増える

血糖値が高い状態では、尿の回数が増えることがあります。厚生労働省の広報誌でも、血糖値がかなり高くなると「トイレの回数が増える」症状が出ることがあると解説されています。(※11)

仕事中や夜間にトイレの回数が増えると、集中しにくくなったり、休息が取りづらくなったりする場合もあるでしょう。ただし、水分の摂り方やカフェインの量でも尿の回数は変わります。

まずはいつから増えたのかを振り返ることから始めてみてください。

疲れやすくなる

血糖値がかなり高い場合、疲れやすさを感じることがあります。国立国際医療研究センターの情報でも、高血糖の症状として疲れやすくなることが挙げられています。(※12)

疲れやすさは、睡眠不足や忙しさ、ストレスでも起こりやすいです。そのため血糖値だけが原因と決めつける必要はありません。

一方で、健診で血糖値を指摘されているなら、身体からのサインとして受け止めることも大切です。無理なく生活リズムを見直してみましょう。

集中力が低下する

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値の乱れや睡眠不足が続くと、日中の集中力に影響する場合があります。

国立長寿医療研究センターでは、年齢が高い方の場合、血糖値の悪化となんだかぼんやりしている状態が関係することがあると解説しています。(※13)

仕事中に頭が回りにくいと感じても、自分を責める必要はありません。睡眠時間、夜食、飲酒、ストレスなどが重なっている可能性もあります。

まずは夜の過ごし方を整えることを意識してみましょう。休息を意識する習慣づくりが、毎日の生活を支える一助になります。

傷が治りにくくなる

血糖値が高い状態が続くと、傷が治りにくくなるでしょう。

国立国際医療研究センターの情報では、血糖コントロールが悪いと、感染が長引いたり、傷が治りにくくなったりすると解説されています。(※14)

小さな靴ずれや足の傷でも、気付かないうちに悪化する場合があります。特に、健診で血糖値を指摘された方は、足や皮膚の状態にも目を向けてみてください。

小さな変化を見逃さないことが、すこやかな毎日を支える工夫につながります。気になる傷がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

血糖値が高いのを放置するリスク

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値が高い状態を放置すると、糖尿病の発症リスクや合併症への不安につながるでしょう。

厚生労働省では、糖尿病の合併症として、神経障害、腎症、網膜症のほか、脳卒中や心筋梗塞などが挙げられています。(※15)

高血糖の状態が続くと、血管が傷つきやすくなり、動脈硬化が進行する場合があります。動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中などのリスクにも関わるため、注意が必要です。

また、細い血管が傷つくと、腎機能の低下、手足のしびれなどの神経障害、視力障害につながります。(※16)

ただし、健診で血糖値が高いと指摘されたからといって、すぐに重い病気になると決まったわけではありません。大切なのは、放置せずに生活習慣を見直すことです。

食事、運動、睡眠、休息の取り方を少しずつ整えながら、気になる場合は早めに専門機関へ相談しましょう。

血糖値が高い場合の治療方法

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

健診で血糖値を指摘されると、治療が必要なのか不安に感じる方もいるでしょう。血糖値が高い場合の治療は、症状や状態に応じて段階的に進められるのが一般的です。

ここでは、代表的な3つの治療方法について解説します。

食事療法

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値が高い場合の治療では、食事の内容を見直すことが大切です。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、糖尿病の食事について、主食、主菜、副菜を組み合わせると栄養バランスが整いやすいと解説されています。(※17)

外食やコンビニ食が多い方は、いきなり完璧を目指さなくても大丈夫です。例えば、丼ものだけで済ませず、野菜のおかずを足す方法もあります。

食べる量と組み合わせを見直すことから、無理なく始めてみましょう。治療中の方は、医師や管理栄養士の指示に沿うことが大切です。

運動療法

運動療法は、血糖値が高い場合に行われる治療方法の一つです。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、糖尿病の治療には運動療法、食事療法、薬物療法の3本柱があると解説されています。(※18)

運動と聞くと、ジムに通ったり長時間走ったりするイメージがあるかもしれません。しかし、まずは歩く時間を増やすだけでも始めやすいでしょう。

通勤時に一駅分歩く、昼休みに少し散歩するなど、日常生活のなかで身体を動かす工夫を取り入れてみてください。

持病のある方は、運動を始める前に医師へ相談しましょう。

薬物療法

食事や運動だけでは血糖値の管理が難しい場合、医師の判断で薬物療法が行われることがあります。国立国際医療研究センターの糖尿病情報センターでは、血糖コントロールの方法は人によってさまざまと解説されています。(※19)

詳しくは、主治医や医療スタッフへの確認が大切です。

薬物療法には、飲み薬や注射薬などがあります。ただし、薬の使用や中止を自分で判断するのは避けましょう。

健診で血糖値を指摘された方は、早めに医療機関へ相談することが大切です。生活習慣の見直しとあわせて、自分に合う方法を専門家と確認していきましょう。

血糖値が高い人におすすめの飲み物

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値が高いことが気になる方は、まず水や無糖のお茶を基本にしましょう。

農林水産省の食事バランスガイドでも、水やお茶は食事や食間に十分量をとるものとして示されています。(※20)

一方、厚生労働省のe-ヘルスネットでは、清涼飲料水や菓子類に含まれる糖質は速やかに吸収され、血糖値を急激に上昇させるため控えめにすると解説されています。(※21)

甘いコーヒーやジュースを毎日飲む方は、回数を少し減らすことから始めてみましょう。

飲み物を選ぶときは、パッケージの糖質量の表示を確認し、無糖や低糖のものを選ぶと安心です。

ただし、血糖値は飲み物の工夫だけで大きく変わるものではなく、食事・運動・睡眠をあわせて見直すことが大切です。

※20 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kenzensyokuseikatsu/about_b_guide.html※21 https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-02-004.html

血糖値が高い人が知っておきたい予防のポイント

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値が高いことが気になる方は、毎日の生活習慣を少しずつ整えることが大切です。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、糖尿病治療は食事療法、運動療法、薬物療法の3本柱で進めると解説されています。(※22)

まずは健診結果を確認し、食事の量や内容、歩く時間、睡眠、ストレスの状態を振り返ってみましょう。睡眠不足は血糖値に関わる場合があるため、夜更かしや寝る前のスマートフォン時間を見直すことも一つの工夫です。(※23)

また、休息を意識する習慣として、寝る前は深呼吸や入浴などで心身をゆるめる時間をつくるのもよいでしょう。ただし、何か一つだけに頼るのではなく、食事・運動・睡眠をあわせて考えることが大切です。

血糖値が高いことが気になるなら睡眠やストレス対策をしよう

血糖値が高いとどうなる?高くなる原因や放置するリスク、予防法を解説

血糖値が高いことが気になる方は、食事や運動だけでなく、睡眠やストレスとの向き合い方も見直してみましょう。

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、睡眠不足などの睡眠習慣の問題は、生活習慣病と関係することが解説されています。(※24)

仕事が忙しいと、夜更かしや寝る前のスマートフォン、間食が習慣になりやすいです。まずは寝る前の時間を少しゆるめ、深呼吸や入浴、静かな音楽などで休息を意識してみてください。

ただし、特定の食品だけに頼るのではなく、食事・運動・睡眠をあわせて考えることが大切です。無理なく続けられる夜の習慣をつくりながら、気になる数値や体調がある場合は専門機関へ相談しましょう。

参考文献

  1. e-ヘルスネット「血糖値」
  2. e-ヘルスネット「血糖(糖尿病) | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト」
  3. e-ヘルスネット「健康日本21アクション支援システム Webサイト」
  4. e-ヘルスネット「健康日本21アクション支援システム Webサイト」
  5. e-ヘルスネット「健康日本21アクション支援システム Webサイト」
  6. e-ヘルスネット「健康日本21アクション支援システム Webサイト」
  7. e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」
  8. e-ヘルスネット「健康日本21アクション支援システム Webサイト」
  9. 糖尿病とは
  10. 厚生労働省「みんなで知ろう! からだのこと」
  11. 国立長寿医療研究センター「糖尿病の症状ってなに? ~無自覚に進行させないために~」
  12. 糖尿病足病変
  13. e-ヘルスネット「糖尿病の合併症 | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト」
  14. 糖尿病の慢性合併症について知っておきましょう
  15. e-ヘルスネット「糖尿病の食事」
  16. e-ヘルスネット「糖尿病を改善するための運動」
  17. 糖尿病の治療ってどんなものがあるの?
  18. 農林水産省「「食事バランスガイド」の適量と料理区分:農林水産省」