
寝る前に味噌汁を飲んでも大丈夫?おすすめの具材や時間・量の目安、注意点を解説
「帰宅が遅くなり、寝る前なのにお腹が空いてしまった」「何か食べたいけれど、睡眠の妨げにならないか心配」と感じたことはありませんか。
就寝前の空腹を満たしたいとき、選択肢の一つになるのが温かい味噌汁です。
味噌汁は具材や量を調整しやすく、大根やきのこ、わかめ、豆腐などを組み合わせることで、その日の食事内容に合わせて取り入れやすいという特徴があります。
一方で、寝る前に飲む場合は注意も必要です。味噌汁には塩分が含まれるほか、具材や食べる量によっては胃腸への負担につながることもあります。
そのため、「温かい味噌汁なら寝る前でも問題ない」と考えるのではなく、就寝までの時間や量を意識することが大切です。
この記事では、寝る前に味噌汁を飲むメリットやおすすめの具材、注意点、時間と量の目安、デメリットなどを詳しく解説します。
味噌汁は、睡眠の質を高める目的とするのではなく、夜の食事全体を整えるための選択肢として、自分に合った取り入れ方を考えていきましょう。
寝る前に味噌汁を飲んでも大丈夫?

寝る前に味噌汁を飲むこと自体が、一律に悪いわけではありません。
ただし、就寝直前にたくさん食べたり飲んだりするのではなく、就寝までの時間や食べる量を考えて取り入れることが大切です。
帰宅が遅く夕食を十分に食べられなかった日や、夕食から就寝までの時間が空いてお腹が空いたときは、味噌汁を選択肢の一つにできます。
具材や量を調整しやすいため、その日の食事内容や空腹の程度に合わせやすいでしょう。
一方で、寝る直前に満腹になるまで食べるのは避けたいところです。
就寝前に食事をとる場合は、胃腸に負担をかけにくい内容を意識することがポイントです。
また、味噌汁には塩分が含まれているため、濃い味付けや飲みすぎにも注意が必要です。
味噌汁だから寝る前でも問題ないと決めつけず、夕食を食べた時間や内容、その日の体調なども考えながら調整することも意識したいところです。
寝る前に空腹を感じたときは、味噌汁を夜の食事を整える選択肢の一つとして考えることが大切です。
毎日必ず飲むのではなく、自分の生活リズムや空腹の程度に合わせて取り入れましょう。
寝る前に味噌汁を飲むメリット

寝る前に空腹を感じたとき、味噌汁は食べ方を工夫することで夜の食事に取り入れやすい一品です。
温かい汁物であることに加え、具材を選べるため、その日の食事内容に合わせて調整できます。
ただし、味噌汁を飲むだけで睡眠の質が高まるわけではありません。夜の食事を無理なく整える方法の一つとして取り入れることがポイントです。
ここでは、寝る前に味噌汁を飲むメリットについて詳しく見ていきましょう。
温かい汁物でほっと一息つく時間をつくれる
温かい味噌汁を飲むと、ほっとした気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
就寝前は仕事や家事などで張りつめていた気持ちを切り替え、リラックスして過ごすことが大切です。
温かい飲み物や汁物をゆっくり口にする時間をつくれば、慌ただしく過ごしていた一日から休息へと気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
そのため、就寝前は入浴なども活用しながら、眠りに向けた体温変化を妨げない過ごし方を意識することが重要です。(※1)
味噌汁についても温かいものを飲めば眠れると考えるのではなく、就寝前にゆったり過ごすための選択肢の一つとして考えてみましょう。
少量でも空腹感を和らげやすい
お腹が空いていることが気になり、なかなか落ち着かないと感じることもあります。
特に、夕食の時間が早かった日や帰宅が遅く十分な食事をとれなかった日は、就寝前に空腹を感じやすくなるでしょう。
そのようなときに量を調整した味噌汁を取り入れることで、空腹感をやわらげる方法があります。豆腐や野菜、海藻などを加えれば、汁だけの味噌汁よりも食べ応えを出すことも可能です。
一方で、空腹だからといって就寝直前に満腹になるまで食べることはおすすめできません。
夜遅い時間に食事をとる場合は、空腹を満たすことと食べすぎないことのバランスを意識することが大切です。
豆腐や野菜などの具材から栄養を補いやすい
味噌汁のメリットの一つは、さまざまな食材を組み合わせられることです。
夕食で不足した食品がある場合は、具材を工夫することで補いやすくなります。
例えば、豆腐などの大豆製品、わかめなどの海藻類、きのこや野菜などを組み合わせる方法があります。
具材を数種類入れれば一品で複数の食品をとれるため、帰宅が遅く、何品も料理を用意するのが難しい日にも取り入れやすいでしょう。
ただし、寝る前に飲む場合は具だくさんにすればよいというわけではありません。
具材が多くなれば、その分食べる量も増えます。
その日の食事で不足しているものを意識しながら具材を選ぶことで、夜遅い時間でも食事全体のバランスを考えやすくなります。
寝る前の味噌汁におすすめの具材

寝る前に味噌汁を飲む場合は、どのような具材を入れるかも大切です。
食べ応えを重視して具材を増やしすぎると、結果として食事量が多くなってしまうことがあります。
夜遅い時間は、脂質が少なくあっさりと食べやすい具材を選ぶことも意識したいところです。
ここでは、寝る前の味噌汁に取り入れやすい具材を4つ紹介します。
豆腐

豆腐は、味噌汁の定番として取り入れやすい具材です。大豆を原料とする食品で、たんぱく質を含んでいます。
夕食の時間が早かった日や、忙しくて十分な食事をとれなかった日は、汁だけでは物足りなく感じることもあるでしょう。
そのようなときは豆腐を加えることで、食べ応えをプラスできます。
また、肉類などをたくさん加えなくても一品に取り入れやすいのも特徴です。
夜遅い時間でも食べる量を調整しやすい具材として活用してみましょう。
ただし、豆腐を入れたからといって、たくさん食べてもよいわけではありません。
ほかの具材とのバランスを見ながら量を調整してください。
わかめ・きのこなど食べやすい具材
わかめやきのこも味噌汁に取り入れやすい具材の一つです。
乾燥わかめであれば保存しやすく、包丁を使わずに加えられるため、帰宅が遅くなった日にも活用しやすいでしょう。
わかめなどの海藻類には食物繊維が含まれています。
普段の食事で海藻類を食べる機会が少ない方は、味噌汁の具材として取り入れる方法があります。
しめじやえのき、しいたけなどのきのこ類も味噌汁と相性のよい具材です。
複数の種類を組み合わせれば、食感や風味にも変化をつけられます。
きのこ類には食物繊維が含まれているため、普段の食事で不足している場合に取り入れるのもよいでしょう。
冷凍保存しておけば、必要な分だけ味噌汁に加えられるため、調理の手間も減らせます。
豆腐やねぎなど、ほかの具材とも組み合わせやすい点もメリットです。
ただし、乾燥わかめは水分を含むと量が増えます。少量から加えて食べすぎを防ぐことを意識しましょう。
大根などの脂質の少ない野菜
大根や白菜などの野菜も、味噌汁に取り入れやすい具材です。
やわらかく煮込むことで食べやすくなり、温かい汁と一緒に野菜をとることができます。
特に夕食で野菜をあまり食べられなかった日は、味噌汁に加えることで食事全体のバランスを考えやすくなるでしょう。
大根や白菜は味が主張しすぎないため、豆腐やきのこ、わかめなどとも組み合わせられます。
あらかじめ切っておいた野菜や冷凍野菜を利用すれば、夜遅く帰宅したときの調理時間も短縮できます。
寝る前の味噌汁では、やわらかく煮た野菜を適量取り入れることを意識しましょう。
具材を何種類も詰め込むのではなく、その日の食事で不足している食品に合わせて選ぶことがポイントです。
寝る前に味噌汁を飲むときの注意点

寝る前の味噌汁は、具材だけでなく味付けや食べる量にも注意が必要です。
体によさそうだからと量を増やしたり、濃い味付けにしたりすると、かえって就寝前の負担になることがあります。
特に意識したいのが、塩分や脂質、刺激の強い食材です。
寝る前はできるだけ胃腸に負担をかけにくい食べ方を心がけることが大切です。
ここでは、寝る前に味噌汁を飲むときに注意したい3つのポイントを紹介します。
塩分のとりすぎに注意する
味噌汁を飲むときに注意したいのが塩分です。
味噌には食塩が含まれているため、味噌を多く使うほど塩分の摂取量も増えやすくなります。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の食塩相当量の目標量は、男性で1日7.5g未満、女性で1日6.5g未満とされています。(※3)
そのため、夕食ですでに塩分の多い料理を食べた日は、寝る前に濃い味噌汁を追加することで1日の塩分摂取量が増える可能性があります。
寝る前に飲む場合は、味噌を入れすぎず薄めの味付けを意識するとよいでしょう。
だしや具材の風味を活かせば、味噌の量を増やさなくても満足感のある味に仕上げやすくなります。
脂質・刺激の多い具材を避ける
味噌汁にはさまざまな具材を入れられますが、寝る前は脂質や刺激の多い具材をたくさん使わないようにしましょう。
例えば、豚バラ肉や油揚げなどを多く加えると、豆腐や野菜を中心にした味噌汁と比べて脂質やエネルギー量が増えやすくなります。
また、にんにくや香辛料なども、その日の体調や普段の食生活に合わせて量を調整することが大切です。
夜遅くに空腹を感じると、具だくさんの味噌汁でしっかりお腹を満たしたくなることもあるでしょう。
しかし、就寝前は夕食と同じようなボリュームにするのではなく、脂質や刺激の少ない具材を中心に必要な分だけ食べることを意識してください。
豆腐や大根、白菜、わかめなどを組み合わせれば、肉類をたくさん加えなくても具材の種類を増やせます。
寝る前に味噌汁を飲むときの時間と量の目安

寝る前に味噌汁を飲む場合、「いつまでなら大丈夫なのか」「どのくらいの量ならよいのか」と気になる方もいるでしょう。
夜遅い時間の食事では、味噌汁の内容だけでなく、就寝までの時間や量も意識することが大切です。
できるだけ就寝直前の飲食を避けて適量にとどめることを心がけましょう。
ここでは、寝る前に味噌汁を飲む時間と量について解説します。
就寝直前は避ける
味噌汁に限らず、就寝直前に食事をとることはできるだけ避けましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、朝食をしっかりとり、就寝直前の夜食を控えることが良質な睡眠につながるとされています。(※2)
帰宅時間が遅いなどの理由で夕食が就寝時間に近くなってしまう場合は、夕方と帰宅後に食事を分けるなどの工夫も選択肢になります。
「寝る前だから味噌汁だけにすれば大丈夫」と考えるのではなく、可能な範囲で食事と就寝の時間を空けることを意識しましょう。
ただし、生活リズムや帰宅時間は人によって異なるため、毎日決まった時間に食事を終えるのが難しい場合もあります。そのような日は量を控えるなど、無理なく続けられる方法を考えることが大切です。
※2
1杯程度を目安にする
寝る前に味噌汁を飲む場合は、大きな器で何杯も飲むのではなく、1杯程度を目安にすると量を調整しやすくなります。
特に空腹が強いときは、味噌汁だけでは物足りず、具材を増やしたくなることもあるでしょう。
しかし、具だくさんにして何杯も食べれば、結果として就寝前の食事量が多くなります。
また、汁物を大量に飲めば水分の摂取量も増えます。
夜間に尿意で目が覚めやすい方は、就寝前に水分をとりすぎないよう注意が必要です。
寝る前の味噌汁は満腹になることを目的にするのではなく、空腹感に合わせて1杯程度に調整することを意識してみてください。
夕食をほとんど食べられなかった場合は、味噌汁だけで済ませるのではなく、その日の食事全体を振り返りながら必要な食品を組み合わせることも大切です。
寝る前に味噌汁を飲むデメリット

寝る前の味噌汁には取り入れやすい面がある一方で、飲み方によってはデメリットもあります。特に注意したいのが、喉の渇きや就寝直前の飲食です。
味噌汁だからと気にせず毎晩飲むのではなく、その日の食事内容や就寝までの時間を考えて取り入れることが大切です。
ここでは、寝る前に味噌汁を飲む前に知っておきたいデメリットを確認していきましょう。
<h3>喉が渇いて水分摂取が増えることがある
</h3>
味噌汁には塩分が含まれているため、味付けが濃い場合などには、食べたあとに喉の渇きを感じることがあります。
喉が渇くと、味噌汁を飲んだあとに水やお茶などを追加で飲み、就寝前の水分摂取量が増えることも考えられます。
特に夕食ですでに塩分を多くとっている場合は、味噌汁の味付けにも注意が必要です。
濃い味付けを避けて適量を取り入れるようにしましょう。
<h3>食べる量によっては胃に負担がかかる
</h3>
味噌汁であっても、具材を多く入れたり何杯も食べたりすれば、就寝前の食事量が増えてしまいます。
特に、肉類や油揚げなど脂質の多い具材をたくさん使うと、あっさりとした具材を中心にした味噌汁よりも食事全体が重くなりやすくなります。
寝る前に空腹を感じた場合でも、満腹になるまで食べるのではなく、空腹の程度に合わせて食べる量を調整することを意識しましょう。
夜間のトイレが気になる場合がある
味噌汁は汁物のため、寝る前に飲むことで水分摂取量が増えます。
さらに、食べたあとに喉が渇いて水やお茶などを追加で飲めば、就寝前にとる水分量がさらに多くなることもあります。
就寝前の水分摂取量が多いと、夜間に尿意を感じる場合があります。
もともと夜中にトイレへ行くことが気になる方は、味噌汁を飲む時間や量にも注意したいところです。
夜間のトイレが気になる方は、就寝直前に水分をとりすぎないよう、味噌汁についても量を調整してください。
寝る前の味噌汁が向いている人の特徴

寝る前の味噌汁は、すべての人が毎日取り入れる必要があるものではありません。
夕食の時間や食事量、就寝前の空腹感などによって、必要性は異なります。
特に、夕食から就寝までの時間が長い方や、仕事などの都合で夕食が遅くなりやすい方は、夜の食事を調整する方法の一つとして味噌汁を活用することができます。
ここでは、寝る前の味噌汁を取り入れやすい人について見ていきましょう。
夕食が早く就寝前にお腹が空く人
夕食を早い時間に済ませると、就寝する頃には数時間が経過し、空腹を感じることがあります。
そのような場合は、空腹を我慢した反動でたくさん食べるのではなく、少量の味噌汁を取り入れるのも一つの方法です。
豆腐や大根、わかめなどを適量加えることで、汁だけでは物足りないときにも取り入れやすくなります。
ただし、寝る前に満腹になるまで食べることは避けたいところです。空腹の程度に合わせて量を調整することを意識しましょう。
味噌汁は空腹の程度に合わせて必要なときに取り入れることがポイントです。
温かい飲み物・汁物で落ち着きたい人
一日の終わりに、温かい飲み物や汁物を口にしてほっと一息つきたい方にも、味噌汁は取り入れやすいでしょう。
温かい味噌汁をゆっくり味わう時間をつくることで、忙しい時間から休息の時間へ切り替えるきっかけにもなります。
少量で栄養を補いたい人
夕食の内容によっては、野菜や大豆製品、海藻類などを十分に取り入れられない日もあるでしょう。
味噌汁は、豆腐や大根、わかめ、きのこなど、複数の食品を具材として取り入れられます。その日の食事内容に合わせて具材を選べるため、不足している食品を補いたいときにも活用できます。
その日の食事内容を振り返りながら必要な具材を少量取り入れることを意識しましょう。
寝る前でも手軽に味噌汁を飲むためのアイデア

寝る前に味噌汁を飲みたいと思っても、帰宅が遅い日や疲れている日は、一から調理することが負担になる場合があります。
無理なく続けるためには、手間をかけすぎないことも大切です。
作り置きや市販品なども上手に活用し、自分の生活に合わせて準備しやすい方法を選ぶようにしましょう。
ここでは、寝る前の味噌汁を手軽に取り入れるための方法を紹介します。
作り置きを活用する
帰宅後すぐに味噌汁を飲みたい場合は、時間に余裕があるときに準備しておくと便利です。
例えば、大根や白菜、きのこなどをあらかじめ切っておけば、帰宅後の調理時間を短縮できます。きのこ類などは使いやすい量に分けて冷凍しておく方法もあります。
一方、調理済みの味噌汁を保存する場合は、衛生面への配慮が必要です。鍋のまま長時間室温に置くことは避け、保存方法や保存期間に注意しましょう。
具材の下ごしらえを事前に済ませておくだけでも、忙しい日の負担を減らせます。毎日一から準備しようとせず、自分が続けやすい方法を選ぶことがポイントです。
市販品を上手に活用する
調理する時間がない日は、インスタント味噌汁などの市販品を利用する方法もあります。
お湯を注ぐだけで用意できる商品であれば、帰宅が遅くなった日でも取り入れやすいでしょう。
ただし、市販の味噌汁を選ぶ際は、商品によって栄養成分が異なるため、パッケージの栄養成分表示を確認することが大切です。
特に確認しておきたいのが食塩相当量です。夕食でどの程度の塩分をとったのかも考えながら選びましょう。
また、具材が少なく物足りない場合は、豆腐や乾燥わかめなどを少量加える方法もあります。
忙しい日は手作りにこだわりすぎず、市販品も選択肢に加えながら無理なく続けられる方法を見つけてみましょう。
寝る前の味噌汁は時間と量を意識して上手に取り入れよう

寝る前にお腹が空いたとき、味噌汁は夜の食事に取り入れやすい選択肢の一つです。
豆腐やわかめ、きのこ、大根など、具材を工夫することで、その日の食事内容に合わせて調整できます。
一方で、味噌汁であれば就寝直前に好きなだけ飲んでもよいわけではありません。
塩分のとりすぎや食べる量に注意し、脂質の多い具材や刺激の強い味付けを控えることも大切です。
特に帰宅が遅い日や夕食から就寝までの時間が長い日は、就寝までの時間と空腹の程度に合わせて取り入れることを意識しましょう。
帰宅が遅くなりやすい場合は食事を分けるなど、自分の生活リズムに合わせた工夫も考えてみてください。
味噌汁は夜の食生活を整える方法の一つとして考え、無理なく続けられる食習慣につなげていきましょう。
